特集:ホームページ制作きほんのキ2023

<3回/全4回>

やっぱり気になる、ホームページの費用の話

特集:ホームページ制作きほんのキ2023 <全4回>

「ホームページは自分の会社には必要ない」と言いつつも、多くの会社が持っているホームページのことが気になる…。
そんな、迷える事業主のために「ホームページとは何か?」を基本のキから解説するこのコラム。
これまで、ホームページを持つメリット、ホームページでできる様々な取り組みについて紹介してきました。

上部はじめ(41)「世の中金でしょ!」
ホームページを持つことに懐疑的な男。
「ホームページの良さはわかったけど、やっぱり気になるのはオカネでしょ。」

凝ったホームページ作ろうと思ったら高いんでしょ?結局、問題は金だよね。

ホームページ制作費用に差が出る理由

それはまあそうですね、凝ってないものを作るよりはもちろん費用はかかります。
ホームページの制作費用はものすごく差が大きくて、お金をかけようと思えばいくらでもかけられるんです。インターネットで制作費用について検索しても、「無料」もあれば「数百万円」なんて情報もあって、ホームページ初心者は混乱すると思います。
最近はデザイナーでなくても簡単にホームページを作れるサービスも充実していて、安上がりに済ませるために自作する会社もまれにありますね。しかし事業に役立つホームページを持とうと思ったら、プロの手を借りる方が早いのは間違いありません。
となると依頼するための費用がかかってくるのですが、依頼する先や内容によって費用に差が出ることになります。
一概には言えませんが、しっかりとしたサポートがあるほど費用は高くなると考えてよいでしょう。

「サポート」って、何してくれるわけ?安いホームページと何が違うの?

高い=ぼったくり、ではない(誠実な業者の場合)

ざっくり言うと、より成果が上がるホームページにするためのサポートですね。
ホームページは、見た目が整った「それらしいもの」でよければ制作業者に依頼しても比較的抑えた金額で作れます。ただし、成果を追求するとなると制作業者はより深くクライアントの事業を理解し、多くの時間を費やしアイディアを出さなくてはなりません。
さらにホームページ公開後も長期にわたって効果を測定するなど、サポートが手厚くなればなるほど案件に関わるスタッフの人数も増え、自ずと費用も上がってくるのです。

制作業者のホームページ制作工程

成果を上げるためのホームページ
なんとなく作るホームページ

制作業者によっては、デザインはできても計画やコンセプト構築はスキルがないという理由でサポートサービスがない場合もあります。

計画を立て、仕掛けのアイディアを出す。そして効果を測定して、改善する。いわゆるPDCAはビジネスの基本ですよね。
もちろんホームページにおいてもPDCAは重要なのですが、にも関わらず買い手には軽視されがちなのが現実です。事業に役立つホームページを持つためには必要な工程なので、この費用は惜しまず出していただきたいです。

わかるけど…、言ってもそんなお金に余裕ないのよ。

補助金や融資、という手も

お金だけの問題という場合は、国や行政が行っている補助金の申請をしてみてはいかがでしょう?場合によっては制作費の半分以上を補助金で賄えるので、かなりハードルは下がります。時期や企業の規模ごとに様々な補助金があるので、ぜひ一度調べてみてください!
補助金に頼れない、という場合は金融機関から融資を受けるという手もあります。
補助金にしても融資にしても申請のために事業計画などを見直すことになるので、ホームページ制作にも役立って一石二鳥ですよ♪

補助金はアリだね!でも、融資はなあ…借金したくねぇな〜。

お金がもったいない…と、みだりに安く済ませる行為こそが「もったいない」ことです!

確かに初めてホームページを持つ企業はいきなり凝ったものにするのは尻込みしてしまうかもしれません。
そこで妥協して安上がりなホームページを選んでしまう事業主もいると思うのですが、結果的に事業に役立たず、多くは「安物買いの銭失い」状態になっているんですよね…。それこそ貴重な資金がもったいないです。
最初から過剰に費用をかけて豪華なホームページを作ることはありません。必要な部分にコストをかけて、まずは持ってみる。その後必要に応じてページや機能を追加するなど、改善を繰り返して徐々に理想の形を作っていけば良いと思います!

その「コストが必要な部分」って、どこなの?(無駄金はイヤ)

いいですね、その前のめりな感じ。

では次回、第4回はその辺りを掘り下げて解説していきます。テーマは「ホームページを持つにあたって重視するべき点は?」です!