「ホームページは自分の会社には必要ない」と言いつつも、多くの会社が持っているホームページのことが気になる…。
そんな、迷える事業主のために「ホームページとは何か?」を基本のキから解説するこのコラム。
前回は、ホームページを持つメリットについて紹介しました。さて、第2回となる今回は…?
まだ「自分も欲しい!」ってとこまでいかないわ。他になんか良いとこある?
そうですねえ、当面新規顧客や採用が必要ないとしてもホームページを持ちたくなる理由、ですよね。
では、第2回はホームページでできることをさらに深掘りしていきましょう。
既存顧客からの信頼度がアップ!
事業をしているなら誰もが大切にしたいのが既存顧客、いわゆる「お得意様」の存在ですよね。ホームページは、既存顧客からより強い信頼を得ることのできるツールでもあります。
普段はなかなか口にする機会のない事業にかける思いやサービスのコンセプトなどをホームページに掲載すれば、より深く会社のことを知ってもらうことができます。うまくいけば、あなたのことを「ただの取引先」と思っていた既存顧客が、ホームページをきっかけに「あなたのファン」に変わるかもしれませんよ!
そんなうまくいくんかね… お客さん見てくれるかな?
もちろん、見てもらう努力は必要です。
ホームページを持ったら、周知は積極的にしてくださいね!
従業員もやる気が出る!?
ホームページを見せる対象は社外の人だけではありません。使い方次第で、従業員のモチベーションアップにも役立てることができます!
事業主としては、従業員も自分と同じ気持ちで…とまでは言わずとも、できる限り会社の理念や向かう方向を理解して仕事に取り組んで欲しいですよね。そんな会社の意向(理念や行動指針)を社内に浸透させるツールとして、ぜひホームページを活用しましょう。
また、会社からメッセージを伝えるだけでなく、従業員にブログを更新してもらうなど、参加型の取り組みを行えば、社内のコミュニケーションや意識向上にもつながります!
従業員がブログ更新とか、簡単にできるもんなの?
ブログ更新は専門的な知識がなくても簡単にできます。テーマを決めて、日記のように会社の情報を発信するのも楽しいと思いますよ。
それってSNSでもよくない?やってないけど(笑)
ホームページとSNSの違いは…
ホームページとSNSは似ている部分もありますがそれぞれ違う特長を持っていて、ホームページの特長の一つに、SNSに比べて自由度が高いという点があります。
SNSにはそれぞれ少なからずルールがあってデザインや一度に載せる情報量に制限があります。その点、ホームページは好きな形に情報を載せられる上、ブログやネットショップなど様々な機能の追加もできます。
見せ方次第で、より会社のカラーを出しやすいのがホームページの良いところなのです。
もちろんSNSならではのメリットもあるので、できるのならどちらも運用するのがお勧めではあります。
自由っていっても、できること知れてるでしょー?
ホームページを活用した例
それは、作り手の考え方次第です。
ホームページは、ちょっとした工夫でユーザーを楽しませることもできますよ。
例えば、相撲をモチーフにした雑貨を販売しているこのサイト。
価格表記の上で関取が四股を踏んで、足が着くと表記の枠がちょっと揺れるんです。
それ以外にも細かい遊びがあるのでぜひサイトを見て欲しいのですが、商品とうまくマッチして、思わずクスッとしてしまいませんか?その事業ならではの仕掛けがあると、より魅力的ですね。
また、ホームページだけで完結するのではなく名刺と連携させて仕掛けを作ることもできます。
例えば、名刺にクイズがあってその答えがホームページに載っている、など。それらのちょっとした工夫の積み重ねが名刺交換をした人にホームページを見てもらえる確率を上げて、記憶に残る会社にするんです。
結構ふざけた例が多いけど、お固い業界じゃこういうのは難しいんじゃない?
まあ会社ごとに好みはあるかもしれませんけどね。(笑)
でもお固い業界のホームページって、普通に考えると専門的な情報が多くて関係者以外はとっつきにくいものになりそうですよね。
個人的にはお固い業界こそ楽しく見られるホームページで、ギャップ萌えを狙って欲しいなと思っています。
それに、ふざけた感じじゃなくても工夫することはできますから。
考え方次第で、いろいろできるってことね!
その通りです。ちょっと前向きな気持ちになってきたんじゃないですか?
次回、第3回のテーマは「やっぱり気になる、ホームページの費用の話」です!